ギリシャで過ごしたイベントを紹介します。
今回はまたまた遡って、ギリシャで過ごした行事を紹介します。
クリスマス&お正月
クリスマスとお正月というふたつの行事がわかれている日本とは違い、こちらは長いクリスマスが続いているような感覚でした。ギリシャの冬休みは日本と同じ、2週間ほど。学校の冬休み前最終日には学校で先生も含めてみんな自由にお菓子や軽食をつまんだりダンスをしたり、お楽しみ会のようなものが開かれました。
クリスマスは1ヶ月前からお祭り騒ぎ。広場のクリスマスツリーに点灯をしたり、街中にそれぞれのお店の工夫を凝らした装いがされていました。飾りつけは村ごとに独自のものがあるようでした。学校には大きい本物の「今山から切り出されてきたよ」の雰囲気のクリスマスツリーや、各教室ごとの小さなツリーに飾りつけをしました。
私の率直な感想で言うと、日本のように色んな場所でイルミネーションが盛大と言うよりも、本物のクリスマスツリーや、キリスト教の神であるイエス・キリストと関連した飾り物が多いように感じました。そのクリスマスツリーはお正月明けの2月近くまで仕舞われないままでした。
クリスマスもお正月もこちらでは家族みんなで過ごすのが主流のようです。遠方にいる人もお正月には村に帰ってきていました。この時期は村に人が一気に増えました。友達や恋人と過ごすのが一般的になってきている日本とは少し違うクリスマスを迎えました。クリスマスを迎えた時点でおめでとうの挨拶を交わします。道ゆく人、知人であろうがなかろうが、ギリシャならではの他の人との距離の近さから全体で挨拶をする暖かい雰囲気でした。
年越しの瞬間には、花火や爆竹が鳴り響きます。ギリシャでは年が明けると各家庭、学校や職場などそれぞれの集まりごとに「バシロピタ」と呼ばれる伝統的なケーキを食べます。このバシロピタはシフォンケーキのような、パウンドケーキのようなものです。
形状は味はそれぞれありますが、共通するのが中に一つだけコインが入っているということ。フォーチュンクッキーと似ており、それぞれ配られたケーキからコインをゲットできた人がいい一年を迎えるというおまじないです。
人々は深夜から朝方まで友人や家族と外で過ごします。会話をしたりダンスをしたりしてわいわい賑わっています。私にとっていちばん衝撃的だったことが、サンタが1月1日に来ること。私が毎年楽しみにサンタを追っていたあれはギリシャには届けていなかったのか…!?ギリシャでは、年明けの元旦にプレゼント交換をするそう。というのも、ギリシャでサンタクロースのモデルとなっている聖ヴァシリスの日だからだそうです。なかなか日本では考えられない出来事でした…
バレンタイン
日本では男女ともどこか浮き足立つ2月14日。ギリシャでは何事もなく一日が過ぎていきます。ただし、「恋人の日」であることはギリシャでも変わらないようです。日本とは違い女の子から気になる男の子にチョコレート渡す、友チョコや義理チョコという概念はないのです。お花やチョコレートといったプレゼントや、ただ恋人同士が一緒に過ごす日。こちらの人に日本でのバレンタインの過ごし方を話してみるととても驚かれました…
SPE.クリスマスにちなんだお菓子2種
このクリスマスの時期には、ギリシャには二大お菓子が存在します。ギリシャではメロマカロナ派とクラビエデス派にわかれていました!どちらかというとメロマカロナの方がギリシャ人にとっては好まれているようですが、私にとってはメロマカロナは新しい味で慣れてるクラビエデスの方が食べやすかったです…(なんてこと!お菓子の画像は撮っていませんでした。スミマセン!!)
2024.6.2 Melomakaronaの写真追加しました。
Melomakarona(メロマカロナ)
はちみつとくるみ、シナモンがアクセントになっているしっとりさっくり系のクッキー
Kourabiedes(クラビエデス)
白砂糖のかかったアーモンドクッキー
Ευχαριστώ