熊本からJICAの「配偶者及び子女一時呼寄せ制度」でフィリピンに行ってきました。(導入編)

先日、とうとうJICAの「配偶者及び子女一時呼寄せ制度」で妻の赴任先のフィリピンに行ってきました。

「配偶者及び子女一時呼寄せ制度」は海外協力隊任期2年間の間に一度だけ、文字通り配偶者と子女を任地に二週間の期限付きですが呼び寄せることができる制度です。何より、「JICAが旅費の一部を負担してくれる」ありがたい制度です。

家族が単身送り出した家族である協力隊員の実際の現場や元気な姿を確認し、心配や不安を解消することが目的の一つです。

ただし、海外旅行が補助付きで行けてイイね!という簡単なものではありません。
まず協力隊は発展途上国の開発地域なので、バカンス気分だけでは行けません。また、隊員が赴任後90日以上を経てから帰国のため任国を出発する90日前までの間なので、隊員の派遣のタイミングによってある程度制約を受けます。

今回は先遣隊として日本にいる、息子と私二人。また私がまとめて休みが取れるとなると、ハイシーズンですがゴールデンウィークに休みを少し足して5月1日から5月5日にしました。

ただ期間が短く、妻の同僚も言っていたらしいのですが、まさに日本人は「ワーカーホリック」。というか、私がそうなのかもしれません。そういえば思い返すと社会人30年やっていますが、4泊5日の旅行に行くのは私初めて!?ジャないかな・・・。

旅行の手配の手始めは、妻が3ヶ月前に日程を決定してJICAに申請します。するとJICAが(実際は旅行会社を通じて)が航空チケットを手配してくれます。ただし、指定の航空会社とルートで必然的にフライトの時間も決まり座席まで指定されて連絡がきます。

まあ、早めの準備ってそれなりに大変です。突然の予定とか体調の問題とかなかなか不確定要素もあって、変更の効かない大きな予定は大変ですね。昨年からツラツラ予定を妻と話していましたが、結果的に昨年末12月27日に母が亡くなったのですがそれまでは高齢の母のこともあり、予定はドキドキものでした。

(日程)
5月1日(水)熊本→福岡空港→マニラ:マニラ泊
5月2日(木)マニラ→クエンカ:マニラJICA事務所訪問、クエンカの妻の自宅、職場訪問、農場見学 クエンカ妻宅泊
5月3日(金)クエンカ→マニラ→ボラカイ:ボラカイ泊
5月4日(土)ボラカイ→マニラ:マニラ泊
5月5日(日)マニラ→福岡空港→熊本:帰宅

プランは妻ですが・・・結構ハード日程ではありませんでしょうか?何せ長期(私にとって長め?)の旅行経験と地の利がないのでお任せしたのですが。

妻としても赴任以来、環境の変化、言葉の問題、プロジェクトの進捗等々。気が休まる時もあまりなく、休みの切っ掛けと色々なところを見せたいとの気持ちの表れだと感じていました。私自身も会社をこれほど離れることはないので、会社での業務、自宅の留守の準備処理に追われて少々疲労困憊で旅に臨んだのでした。

海外初めての息子と私と協力隊1年生の妻。束の間の視察旅行とバカンス。これから道中の驚きやハプニングをご紹介したいと思います。

yasunari

したらねー。