熊本からJICAの「配偶者及び子女一時呼寄せ制度」でフィリピンに行ってきました。(フィリピン到着編)

フィリピンは時差マイナス1時間。今回の旅先フィリピンは距離にして、北海道から沖縄まで日本の端から端までと同じ約2300km。海外なんてと思っていましたが、距離を見れば、遠くて近いのかなと考えてみると、中学生になった息子との二人旅は少し気が楽になって来ました。

ただ、初めての海外で長めの旅なので家を出るまでの準備も色々あって、何より最初に戸惑ったのが、笑っていただきたい。フィリピン政府が提供する eGovPH(アプリ)でのeTravel登録です。

旅行慣れした方は?だと思いますが、全て初めてなので半ば格闘してしました。詳細はたくさんHow toサイトがあるので割愛しますが、要は72時間前からできる事前入国審査手続きのようなもので、これをやっておくと当日空港での手続きがすごく楽になるらしいのです。

まあHow toサイトを探してみながらするのですが結構、入力方法の更新が頻繁で微妙に違っていたりして戸惑いました。また、息子が中学生なのでその場合は普通と違っていて(保護者同伴ではないと、フィリピンは入国できない。もちろん娘の高校生の単身留学のように公的な手続きをすれば方法はありますが)、彼はeGovPHが登録できず私のeGovPHからeTravelをしなくちゃいけないとか・・・。加えてまたフィリピン航空の事前チェックインもあってこれらを英語でのサイトでするので、まあ勉強になりました。

と言ったことでなかなか家を出られませんが、他にも会社の業務伝達や、家の冷蔵庫のナマモノやゴミの始末などなど日常生活の処理も一週間バタバタ、ソワソワとしました。もうなんだか結構準備疲れを感じつつ5月のゴールデンウイーク只中、おっかなびっくり道中が始まりました。

今回はゴールデンウイークの繁忙期なので、福岡空港に出発の3時間前に到着するようにと旅行会社に言われていました。福岡空港までも、タクシーや高速バスを乗り継いではるばるといった感じです。福岡空港国際ターミナルでは、時間が早いからと手荷物検査を通らないでいると、思ったよりも閑散としていて食事をするところもないので、お弁当屋の出店で購入した弁当をたまたま空いていたベンチで食べました。しかし検査を済ませると賑やかで別世界な感じなので、早めに入るべきでした。手荷物検査は人待ちはほとんど無く、パスポートのスキャンと顔の立体スキャンセクションがあってこれは初体験で新鮮でした。

フィリピン航空機内では行き帰り、フィリピンのCAさんが担当されているのでいきなり英語環境になります。機内食も自分で選んだのですが、つい和食を選んでしまって美味しかったのですが、せっかくの出国気分なのになんだかちょっぴり後悔してしまいました。

空路3時間。ニノイ・アキノ国際空港では先のeTravelのお陰かほとんど言葉を交わすことも、待ち時間もなく入国審査を通過しました。むしろ素通り?と言った感じでした。初海外のお上りさん状態を心配した妻が、特別なパスをJICAで取ってくれていました。そのパスではお迎えの人が、特別に到着手荷物の受け取り場まで入れるのですが、助けを求めることなくすんなり合流できたのでした。

ちなみに携帯電話事情は、私のiphone13は事前にトリファで短期間のeSIMを契約してインストールしていたので、空港に着いたと同時に切り替えて妻と連絡を取り合うことができました。eSIM未対応の息子のAQUOSはWiFi環境だけなので、連絡が取れなくなることをしきりに心配していました。後にコンビニでSIMカード購入するんです。これがなんだか失敗でした。また報告しますが。

さてここまでの移動は、そもそも数ヶ月前の航空券予約時は15:00のフライトが、事前メールで16:00変更になり、空港ではさらに遅延して実際は17:00に飛びました。結局到着20時!この時、8:30に家を出てから12時間も経っていました。

空港から出た瞬間、ムッとする熱気と空港の喧騒に、ちょっと疲れ気味で呆然とする僕たちビギナー二人。フィリピンあるあるですが、飛行機の中が異常に寒く厚手のパーカーがいるくらい。熊本が当日雨で18℃前後。さらに飛行機の中がキンキンに冷えていて、空港の外が夜でも30℃を超えていましたので、それだけでめまいを覚えました。

しかし、妻としてはマイナス1時間なので7時です。さあ、チェックインしてご飯食べに行こう!って。。。慣れた様子でGrabタクシーを呼ぶ妻を見て、私と息子は「おおお、なんだか頼もしい」っと顔を見合わせていました。

ただ、この後アトラクションのようなマニラのタクシーと、「この辺は比較的安全だから」という妻に、こちらとしてはビクビクしながら夜のマニラのビジネス街のガイドされ、ますます疲れた我々はもう若干ふらつきながらレストランまで延々歩き。ようやく夕食にありついたのは現地時間11時、日本時間にして12時を回っていました。さて初フィリピンフードは、続きます。。。

したらねー。