フィリピンでの4月の気候に思ったこと

少し遡りますが4月、日本で桜の花も終わりヒノキの花粉症真っ盛りだった頃、私が日本にいた時は、花粉 症 や 黄 砂 も あ り 春 は 体 調 を 崩 し が ち で し た 。 農 作 業 も 忙 し く な り ま す し 。ここフィリピンでは花粉症も黄砂もなく、快適に過ごしています。特に季節の変わり目というものがあまりないので(現地の人に言わせればあるそうですが)体の負担は少ないと感じています。

昨年 7 月末に赴任してから、最高気温・最低気温・最高湿度・最低湿度の記録をとっています。それを見ると確かに常夏で暑いのですが、私の任地では 35℃を超える日はまだ一日もありません。この時期昼間 33℃くらい、夜は 24℃前後でしょうか。日陰に入ると風が心地よく感じられます。標高が約 300 メートルで、湖畔なので風があり首都のマニラと比べると若干涼しいようです。マニラは 40℃を超えた、という話もちらほら聞きますので。

フィリピンは4~5 月が最も暑い時期です。先日 JICA のボランティア調整員さんと話していて、職場にエアコンがないと言ったらとても驚かれました。よく考えれば協力隊といえども配属先は自治体や学校が多いのでエアコン完備なのかもしれません。

私の職場は農業事務所という名前ですが壁のない軒先のような場所です。そして地元では電気は通っているものの冷蔵庫がなかったり、ガスではなく炭で料理していたり井戸を使用している家庭も多いので、エアコンは公共施設かほんの一握りのお金持ちしか持っていないようです。毎日暑いね~と同僚と笑いながら日々を過ごしています。熱中症対策とあせも対策をしっかりして何とか一番暑いこの時期を乗り越えたいと思っています!

ある日の夕食の写真。自炊です。フィリピン料理のエビシニガンスープを作ってみました。魚入り、肉入りなど色々なバリエーションのある酸っぱいスープです。

シニガンスープの酸味は、下の写真の乾燥カミアスを使うそうです。でも私はお店で買ったシニガンスープの素(クノール)を使いました。

それから畑で収穫した大根のはりはり漬けと地元の人にもらったアボカドをわさび醤油で。野菜を意識的に摂取するようにしないと、一人暮らしだとつい簡単なもので済ましてしまい野菜不足になりがちです、気をつけています。

男の子がサンダルを投げて遊んでいました。缶けりみたいな感じ?

乾季のこの時期は庭先で色々なものを干しています。コーヒー、コショウも稀に見かけます。

多くの家庭でスターフルーツの仲間のカミアスという果物を乾燥させています。乾燥すると・・・

このようにオレンジ色になります。これを保存して料理に一年中使います。