やっと手に入れた「在外選挙人証」。今回私は投票できませんでした…残念です。第50回衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査。

今日はホットな話題を書きたいと思います。日本では10月27日(日)に第50回衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査が行われます。連日、ニュースで話題になっているので私も興味深く見ています。

海外在住の日本人も投票することができます。そのためには、日本出国前に事前手続きが必要です。これがなかなか担当職員に周知されておらず、私の知り合いはそんなことできない、と断られたとか。私の場合は村役場で手続きしたのですが、やはり担当職員がわからないとのことで、調べてから連絡しますと言われ、手続きできたのはなんと出国前日ギリギリでした。フィリピン到着後にも数回日本大使館の方とやり取りをし、やっと手に入れた「在外選挙人証」。派遣中の2年間のうち機会があるなら投票したいと思って手続きをしていました。

投票する方法は以下の3つ。

  1. 在外公館投票
  2. 郵便等投票
  3. 日本国内における投票

1.の在外公館投票は、フィリピンではマニラとセブにある在外公館(大使館や総領事館)に出向いて投票する方法です。今回の選挙では10/16(水)~10/21(月)の9:30~17:00に行かなくてはいけません。私が住んでいるところはマニラまで行けなくもない距離ですが、半日近くかかるので仕事もあるしそう簡単には行くことができません。せめてもう少し期間が長かったら、と思いこの方法では今回は無理でした。

2.の郵便等投票は、市町村の選挙管理委員会に直接投票を郵送する方法です。それには、在外選挙人証を日本に送って投票用紙を請求しなければなりません。私(投票用紙請求)→日本の選挙管理委員会(交付)→私(投票)→選挙管理委員会と郵送でやり取りをします。選挙日の投票所閉鎖時刻必着です。フィリピン(私の任地)と日本は通常郵送は2週間程度かかります。矢印部分が郵送なので、1ヶ月半はかかる計算になります。速達もあるにはありますが、現実的ではなく…フィリピンは郵便事情が悪いので途中で紛失なんてことも考えられます。投票用紙の請求はネットでできるようにするなどの工夫が必要だと思います。ということでこの方法も今回は断念。

3.の日本国内における投票は、一時帰国した場合などに日本で投票する方法なので...そんな都合よく帰国予定などないし、今回は不可能。

というわけで、今回私は投票できませんでした…本当に本当に残念です。投票率の低下が嘆かれていますが、もう少し投票しやすいようにすることが必要だと感じました。海外在住日本人だけではなく、日本にいても投票が難しい人もたくさんいると聞きます。ぜひ!投票しやすくする工夫をもっと考えてほしいなと感じました!!

Salamat po